「 牡丹に唐獅子 」
(幅120cm〜×高さ142cm〜) 社殿や社頭の左側に置かれ、魔除けとした。 その唐獅子の頭、尾、脚の毛髪は、 渦を巻いて焔のように勢いよく揺れ動き、 逞しい体全体に運動感がみなぎっている。 |
旧 幕 ** |
刺繍幕の保存には
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1,強い紫外線にさらさない。 ***** 2,大気の温湿度の急激な変化を防ぐ。 * 3,昆虫や黴の害を防ぐ。 ******* などと云われています。しかし祭りの巡行には欠 かせない物ですのでこれらの条件を満たすことは 不可能です。糸は弱り、染料も褪色することは避 けられないのです。そこで、小修理、大修理、復 元新調が必要になってきます。私共も古い幕を色 々拝見させていただきますが、常の扱いが丁寧で (幕収納時の折り方から、保存箱、虫除け、虫干 し、保管場所等)、少しでも傷みがあるとその都 度きちんと修理していれば、同じ年数使用してい ても格段の差が出てきます。なかには町内で修 理の際、糸を綴じるのが面倒だということで糊付 けしてあることもあります。その時は良くても次の 修理の時に大変困る事になります。専門家に依頼 するのは面倒でも、傷みが軽症ならば費用も安く、 長い目で見ると町内の財産を大事に守る事になる と思います。 *************** 新 幕 |